代表の想い

商品をつくり始めたきっかけ

私が子どもだった頃、農家である父は、土日祝日も休みなく、早朝から夜中まで働き詰めでした。私も幼い頃から父の手伝いをして過ごしていました。寝泊りの農業の使用人の方も居ましたが、給料が上がり使えなくなりました。米を1.6haくらい耕作していても、自分たちは麦飯とくず米しか食べられませんでした。
私は長男で跡取り息子ですが、小学校低学年から、そのような農業で跡継ぎをするのは嫌だと思っていました。
中学1年生の時に、東京の方から何か工場を持ってきたいと思うようになりました。その後、従兄妹が東京の方からスリッパの仕事を持ってくることになり、勉強のつもりで初代工場長をしたのがきっかけです。

商品へのこだわり

良い主材料を選び、表に見えない副資材まで吟味します。
製造過程も、良いモノを造る為に手間暇を厭いません。長持ちすることによって、お客様に喜んでいただけると思います。また、長持ちするということは、資源を大切に使うことに繋がり、環境に優しくSDGsの観点からも優れた製品づくりをしていると自負しています。

会社を続けてきた想い

お客様に喜んでいただくことが私たちの喜びです。今は価格のみで選ぶ方も多いので、中国製品が業界の95%以上を占めています。業界他社は中国価格に合わせているところもあります。
当社のお客様は90%がリピーターとクチコミです。
2000年頃より営業をせず、年4回の展示会に出展しています。(2020年は新型コロナの影響により1回のみ出展)

地域と会社の結びつき

セノーテ竹炭スリッパに、蔵王町産孟宗竹の竹炭を使用しています。80歳過ぎの夫婦が竹炭を粉砕してシートに一つ一つ手作業で詰め込んでいます。また、会津漆の蒔絵スリッパも造っています。
地域雇用が最重要なので、安いからという理由で中国に仕事を持っていくことは考えていません。仕事がないからと町外に出てしまう町民も多いのですが、町内に仕事をする場を設ける事で、地域の活性化や人工増加に少しでも貢献したいと思っています。材料もほどんどが日本製で(一部ヨーロッパの生地等ありますが)、日本人職人の手づくり商品を流通させることによって、日本国内産業への一役を担っていると思います。
宮沢賢治の「世界全体が幸せにならなければ、自身の真の幸せはない」という言葉を胸に、会社設立当時より、会社の売上の一部や私個人も含め、約20件のボランティアや寄付、義援金を続けています。

代表自身の働き方

「人生は夢を見なければ叶えられない。」おぼろげながらも、小学校低学年の頃より工場をやりたいと思っていたことが叶いました。土日祝日も休めるようになり、海外旅行も数十回行きました。社員は我が家族と思い、諸保険も掛けています。(他社は中国に押され保険を掛けない所が多く、勤務時間も9~16時や10~15時、部品を中国に造らせている所が多いのです。)
社員には1年に7~10日間の旅行をしたら人生変わるよと話しています。創業当時から社員旅行も続けています。(2020年は新型コロナの影響により中止)
また、環境のことも日頃から考え、会社兼自宅の敷地内にある山林に植林をし、下刈や間伐、枝打ち等の手入れをして豊かな自然環境の維持に努めています。
人生楽しいことを考えると、仕事もやりがいも出るようになります。

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